フランス留学の都市選び パリか地方か

皆さまこんにちは、レホアンです。

さて、今日はこれからフランス留学の計画を立てる方に向けて都市選びをされる方へ、パリにするか地方にするかそれぞれのメリットやデメリットをお伝えしたいと思います。
 
それぞれメリットとデメリットがありますし、各自の渡仏の目的によってもお勧めの都市は変わってきますが、大まかにお伝えするとこんな感じだと思います。フランス留学の際の都市選びの参考にぜひご覧くださいね。
 

パリに住むメリット

  1. 美術館、コンサート、ショッピングなど週末や夜も楽しめる
    日本の都会の生活に慣れている人は多分パリでも、日曜には多くのお店がお休みだったたり、夜もお店が閉まるのが早かったり、ただでさえ退屈に感じると思います。
    これが地方に行くと、、、日曜はびっくりするくらい何もやっていないので、かなり暇…。宿題をやって、公園ぶらぶらして終わり。みたいな週末も悪くないですが、せっかくフランスにいるから色々楽しみたい、という人にはなんか残念かもしれません。
  2. 日本語でサバイブできる環境が結構多い
    もちろん、フランス語の勉強のための留学なので、フランス語を話す環境が理想ですが、例えば体調が悪い時の病院や口座を開く銀行、不動産屋さんやアパートの大家さん、アルバイト先のオーナーなど、日本語が通じることが多いです。
    まだフランスに到着して間もない方や、フランス語が初級レベルの方にはやはりこの辺が日本語で対応してもらえるのはかなり安心ではないでしょうか?
    地方に行く場合、逆にこれら全てフランス語であることを心して行くべきですね。
     
  3. アルバイトが見つかりやすい
    日本語のフリーペーパーやサイトなどではフランス在住の日本人の方向けのアルバイト情報がたくさん見かけます。が勤務先を見るとおそらく9割はパリが勤務地であることが多く、やはり地方の求人はそれほど多くありません。絶対に仕事をしなければならないような予算で渡航をする方や、渡航してすぐに仕事を!と考えている人はやはりパリが一番仕事が見つけやすいと思います。

    それからフランス語がまだそこまで上手でないという方の場合、アルバイトの面接がフランス語でできないと日本人以外のオーナーさんのお店の場合には面接をフランス語でしなければならないでしょうから、ちょっとハードルは高いと思います。パリの場合日本人のオーナーさんが面接してくれることも多く、その場合には日本語ができれば面接は受けることができます。

  4. ヨーロッパ内の旅行に安く行ける
    フランスの中で一番大きな空港であるシャルルドゴール空港を始め、オルリー空港などもあるパリの場合、多くのLCCフライトも飛んでいますし、パリからはロンドンやドイツ、ベルギー、イタリア、スイスなどへの電車も発着していますよね。旅行をするのに一番便利な都市かもしれませんね。

    それから、これは特に短期留学の滞在をされる方にお伝えしたいのが、地方で留学をする場合、パリの空港から地方までの移動が必要になります!意外とと忘れがちですが、この移動、意外と厄介なんです!!

    日本から到着して間もなく右も左もわからない中で、空港から地方行きのTGVに乗ることを想像してみてください…。重たいスーツケースを引いて、空港の鉄道駅まで歩いて(空港内ですが)、電車のチケットを買って、正しい電車に乗り込む…。フライトが予定通りに到着すればまぁ問題ないかもしれませんが、飛行機には遅延がつきもの!夕方到着のフライトだったりすると、最悪の場合『その日に出発する地方行きの電車がもうない!!』なんていうトラブルの可能性も0ではありませんよね…。(←そんな不安を解消してくれる弊社の現地オフィスサポート付きフルサポートプランもございますが。)
    これが、もしパリ滞在でしたら、日本人ドライバーさんが空港の出口を出たところで待っていてくれて、車でステイ先まで送迎をしてくれるので、何のトラブルもなくスムーズに滞在先まで到着することができるのでハードルがだいぶ下がるとは思います。
 

パリ留学のデメリットは?

  1. 物価が高い
  2. 人が冷たい
  3. 誘惑が多くて勉強に集中できない
  4. 治安が心配
などが挙げられると思います。
 
 

地方に住むメリット

  1. 家賃、物価が安い
    例えばリヨンの場合、語学学校が手配してくれるレジデンスはシャワーやトイレが共同なら550€/月〜!パリの場合同じ感じの寮を持っている学校もありますが(例:エコールスイス)、数に限りがあるためかなり早い段階で予約をしないと厳しいです。それにその他の語学学校の場合、レジデンスの費用は大体月1500〜2000€程度!これは高いですよね。ホームステイも同様に地方の場合は月650€〜800€程度で朝・夕食付きのことが多いですがパリのホームステイは大体月1500€〜2000€しますので、やはりこちらも地方の方が断然お安くなります。

    ただし、日本人大家さんや日系不動産が少ない地方は外国人である日本人に家を貸したがらない大家さんも多い点は注意が必要です。場合によってはパリ並みに高額な物件しか借りられないという悲しい現実に直面する方もいらっしゃるので、自分で物件の手配をする場合は特にご注意ください。

  2. 自然が豊かで天気が良い
    とにかく冬場が長くて冬場の天気が悪すぎるパリ。パリより南の方は天気が良かったり、自然が多くて、空気や水も綺麗というのは大きなメリットです。

  3. 日本人が少なくてフランス語を話さざるを得ないのでフランス語が上達しやすい
    逆にフランス語や英語が全くできない方の場合、日本語が使える可能性は0に近いと思いますので、かなり大変になると思います。スマホの翻訳機能や辞書がないと何もできない事態に…。

  4. 人が優しい
    日本でも同じかもしれませんが地方の方が人が優しいと言われます。ただパリにずっと住んでいた私としてはパリの人でも優しい人はいると感じますし、逆もしかり…だと思います。

  5. 海やワイナリーが近くにある
    ワイン関係の仕事とか、ワインに興味がある方にとってはやはりワインの産地が近くにある方が良いと思います。海が好きな方は、ニースで毎日地中海海が見えるお家に住むなんてことも夢ではないですよ。
語学にプラスして例えばワインを勉強したい人ならばボルドーやディジョンがオススメですし、
フランス語+パティスリーやフラワー、エステ、パンなどの勉強もしたいのであればトゥールがオススメです。
 
アートやモードを勉強したい方はやはりパリが良いでしょう!
 
住む場所を選ぶ時には単に留学の費用だけを考えて、単純に地方の方が安いと考えがちですが、アルバイトの見つけやすさや、日本人オーナーさんの安い物件が見つかりやすいことを考えると、必ずしも地方=安いと言う結果にはならないかもしれません。
 
それに日本語で色々できる安心感もあるので、実はフランス語初心者の方にはパリの方がハードルは低いようにも思います。
 
地方の学校には逆に日本人スタッフがいる学校や日本語が話せるスタッフのいる学校もあります。
地方へ留学したいけれどフランス語がほとんどできない方はこういう学校選ばれると安心かもしれませんし、到着時の移動などはできる限り行けるところまでは飛行機で行くとか、電車への乗り換えを考慮してパリで1泊等もご検討いただいても良いと思います。
 
フランスへのご留学をお考え中の方で、パリにしようか地方にしようか迷っていらっしゃる方ぜひ無料の留学カウンセリングをご利用くださいね。