みなさまこんにちは、アフィニティのレホアンです。
アフィニティではパリへの語学留学をされる方の多くが大学付属の語学学校を選ばれています。(大学付属と呼ばれてはいますが、実は両方ともに私立の学校です)
今日は私がパリに留学されるお客様からよく聞く質問
パリの大学付属語学学校はソルボンヌ とパリカトリック、どちらがおすすめですか?
というご質問に答えてみたいと思います。
会話力を重視するならパリ・カトリック大学、または留学後期の私立学校を!
結論から言うと、ソルボンヌ大学のプログラムは「オーラル(会話)」の機会が比較的少ないという特徴があります。
私自身もソルボンヌの文明講座を半年ほど受講した経験がありますが、同校は文法と発音矯正(フォネティック)の授業が非常に優れている反面、授業内で会話を練習する時間は限られています。したがって、会話力を大きく伸ばしたいとお考えの場合は、以下のような学習プランをおすすめします。
前半: ソルボンヌで文法の習得と美しい発音の基礎をしっかりと固める。
後半: パリ・カトリック大学やスピーキングに強みを持つ私立語学学校へ転校し、実践的な会話力を鍛える。
一方で、フランスの古典文学や文学作品を教材として扱うことも多いため、「フランス文学に興味がある」「古典を深く読み込みたい」という方には、ソルボンヌ大学は大変魅力的な環境です。
実質の授業時間とスケジュールの違い
両校とも「週20時間コース」を提供していますが、実際の拘束時間やスケジュールの組みやすさには違いがあります。語学学習以外にも自分の時間を有効活用したい方は、この点を考慮することが重要です。
ソルボンヌ大学:自主学習やプライベートの時間が豊富
週20時間を謳っていますが、対面での実質的な授業時間は週10時間〜12.5時間程度となる学生が多い傾向にあります。 毎日2時間の文法授業と、隔週での発音矯正(週5時間程度)はしっかりと行われますが、残りの時間は「コンフェランス(講義形式の授業)」に充てられており、現在はその多くがオンラインで実施されています。初級レベルの方にとっては講義内容が難しく、出席も厳密ではないため、参加を見送る方も少なくありません。
メリット: 宿題が多く出されるため自習時間をしっかり確保できるほか、趣味や習い事など、自分の活動に時間を割きやすいという利点があります。
パリ・カトリック大学:みっちりと充実した授業時間
週20時間コースを選択した場合、文字通りフルで週20時間の授業がしっかりと行われます。密度の濃い学習環境であるため、フランス語の確実な上達が期待できます。
注意点: 曜日によって本校舎とサンジェルマン付近の校舎で授業場所が変わったり、授業時間が午前と午後で不規則になったりする場合があります。そのため、固定のアルバイト等の予定はやや立てにくいという声もあります。
現地大学生との交流機会について
現地のフランス人学生との交流を望む場合は、パリ・カトリック大学がやや有利な環境です。
パリ・カトリック大学は、大学キャンパス内に語学コースの校舎があるため、学食や大学の施設を現地の学生と共有しています。また、フランス人学生との「タンデム(言語交換)制度」も設けられており、交流の機会に恵まれています。
一方、ソルボンヌの文明講座は語学専用の校舎を使用するため、現地の学生と自然に接する機会は限られます。ただし、ソルボンヌの学生の中にも、外部の言語交換イベントや日本に興味を持つ学生の交流会などに自ら積極的に参加し、充実した交友関係を築いている方はたくさんいます。
学費と費用対効果(コストパフォーマンス)の比較
留学費用についても、年間コース(約1年)の最新料金を比較してみましょう。
| 学校名 | 年間授業料+登録料 | 費用対効果(時間単価) |
| パリ・カトリック大学 | 合計 6,865€(約129.7万円) | ◎ 非常に高い |
| ソルボンヌ文明講座 | 合計 6,375€(約120.5万円) | △ 実質授業時間が少なめ |
※1€=189円で計算した場合の目安です。 (内訳:パリ・カトリック大学 授業料6,760€+登録料105€ / ソルボンヌ 授業料6,300€+登録料75€)
総額のみを見るとソルボンヌの方が費用を抑えられますが、前述の通り実質的な授業時間には差があります。しっかりと週20時間の授業が保証されているパリ・カトリック大学の方が、「1時間あたりの授業料」という観点からは費用対効果が高いと言えます。(※年間コース以外の短期プログラムなどでは、ソルボンヌの方が安価になるケースもあります。)
入学時期の選択肢が拡大(ソルボンヌの新制度)
大学付属の語学学校を選ぶ際、これまで多くの方にとってネックになっていたのが「入学のタイミング」です。
従来、大学付属の年間コースは年に1回(9月末〜10月頃)の開始に限定されていることが多く、自分の渡航時期と合わずに受講を諦める方もいました。
しかし、今年(2026年)よりソルボンヌ大学で新しい制度が導入され、年間コースの開始時期の選択肢が増えました。現在は「9月、1月、6月」の年3回から入学時期を選択することが可能です。
これにより、仕事の退職時期や大学の休学期間などに合わせて、より柔軟に留学計画を立てられるようになりました。タイミングが合わずに諦めていた方にとっても、非常に嬉しいニュースです。
いかがでしたか。歴史と伝統のある両校ですが、それぞれに異なる強みと特徴があります。自身の留学目的や学習スタイル、ライフスタイルに合わせて最適な学校を選ぶことが何より大切です。
パリには、今回ご紹介した大学付属の2校以外にも、魅力的な語学学校が数多く存在します。また、パリ以外の都市にも素晴らしい学校がたくさんあります。
「自分にはどちらの学校が合っているのか」「現在の語学レベルで最適なプランは何か」など、学校選びでお悩みの際は、ぜひアフィニティまでお気軽にご相談ください。皆様のフランス留学が実り多き素晴らしい経験となるよう、全力でサポートします。


