持ち物編
・学校関係書類
学校からの入学許可証や滞在先確認書、その他書類を忘れずにお持ち下さい。
・現地連絡先
学校や滞在先、緊急の連絡先等は、必ずご家族の方にも連絡しておいてください。
・航空券
学校と留学期間の決定とともに、航空券を手配してください。時期によっては非常に混み合うため、希望の航空会社やルート、値段では購入できない場合があります。ルートは直行便や経由便がありますが、航空会社または航空券によって条件が異なり、それぞれにメリット・デメリットがあります。また、航空券は必ず、名前、フライト内容等に間違いがないかご自身でご確認ください。
・海外旅行傷害保険 留学前に海外旅行傷害保険
海外旅行傷害保険は、万が一入院をした場合に家族が現地に駆けつける費用や、過失により他人の物品を壊した時などの賠償費用や、携行品を盗まれたり壊したりした場合の補償など医療以外の費用補償も充実しています。事故や盗難に遭遇した場合は、必ず現地警察に届け出をしてください。
証明書が無い場合は後日補償の対象になりませんのでご注意ください。
万が一に備え、現地サポートが充実している海外旅行傷害保険(AIU保険、エース保険)を、アフィニティでご案内しています。お問い合わせ下さい。
・お金
フランスではクレジットカードや、チェック(小切手)、キャッシュカードの使用がほとんどで、多額の現金はあまり持ち歩きません。盗難やスリの被害にあわないためにも、多額の現金を持ち歩くのは避けましょう。また、留学費用は盗難や紛失の場合に備えて、いくつかの方法に分けて管理しておきましょう。
現金は、到着時の電話や空港から滞在先までの交通費、滞在先や学校の周辺に慣れるまでの生活費、お小遣いを含め5万~10万程度にしてください。
・クレジットカード
カード社会のフランスでは、スーパーの買い物などもクレジットカードや、カルトブルー(銀行口座決済カード/デビットカード)で支払う人が大多数です。銀行口座が現地にない場合、通常クレジットカードを使用することになります。普段クレジットカードを使用しない人も、カードが身分証明的役割を果たす場合もあるので、VISAやMaster Cardなどの大手カード会社提携のクレジットカードを用意しておくと便利です(アメリカンエクスプレスは使用できるお店が限られています)。年間費無料で作成できるものもありますので、出発前に予備も含め2枚程度作っておくことをおすすめします。クレジットカードをお持ちでない方はアフィニティでも案内しています。
また、盗難時にただちにクレジットカード会社へ連絡をしてクレジットカード機能の停止をするために、紛失・盗難時の連絡先とクレジットカード番号などをメモして、クレジットカードとは別に携行するとよいでしょう。
各種証明書
1. 国際学生証(日本で学生の方のみ)
フランスでは数多くの施設や交通機関などで学生割引料金が設定されているので、学生の方はもっていると便利です。現在学生の方はアフィニティで取得可能です。所定の申請書、写真、現学生証コピーまたは在学証明書、手数料(送料込2, 000円)が必要です。
2. 国際運転免許証
車の免許証をもっている人で、運転を考えている人は日本で取得しておいてください。フランスでは車は日本とは異なり左ハンドル・右側通行です。AT車はあまりポピュラーではありません。運転する前に、必ず交通法規を確認しましょう。国際運転免許証取得は、各都道府県警察に問い合わせてください。
3. 英/仏文成績証明書・推薦状・英/仏語力証明書・日/英/仏文履歴書など
現地でアルバイトや仕事をしたいと考えている方は、履歴書を前もって準備しておくとよいでしょう。渡航後すぐに仕事探しをすることができます。また渡航後に進学を考えている人は、事前にアフィニティスタッフにご相談の上、必要書類の確認をしておいてください。
4. パスポートサイズの写真
フランスでも日本と同様、インスタント写真がすぐ撮れますが、学校の初日に学生証をつくったり、定期券作成の際に必要となるので、数枚用意しておくと良いでしょう。
5. 戸籍抄本(の法廷翻訳)主に学生ビザの方
学生ビザでフランスに渡航される方は、現地での滞在許可証申請の際、戸籍抄本の法廷翻訳を求められることがあります。法廷翻訳は現地でもできますが、戸籍抄本の取得は現地からですと時間がかかりますので、1通とっておくと良いでしょう。
・常用薬
現在常用している処方薬がある場合は、滞在中に必要な量を持って行きましょう。フランスの病院では薬を処方しません。診察後、処方箋(ordonannce)を持って薬局へ行き、薬を出してもらいます。また、フランスでは風邪薬、鎮痛剤などは市販されていますが、渡航してすぐは慣れている薬の方が安心かもしれません。
・電化製品
フランスの規格は220ボルト(日本は100ボルト)で周波数は50ヘルツ。2本ピンのCタイプ、3本ピンのSEタイプ。持って行きたい電化製品の取扱説明書を参照するか、電気店で相談して使えるかどうかを確認してください。また、変圧器が必要なものもありますが、非常に重いので、電化製品は必要最小限にとどめましょう。ドライヤーなどは現地にて安価で購入できますので、長期の場合は現地で調達すると良いでしょう。
・コンピュータ
ほとんどの学校では、コンピュータにアクセスできる設備を持っているので、短期の場合は必要ないでしょう。ただし、日本語環境とは限りません。大学や専門学校など長期留学の場合は、レポート作成や家族や友人との連絡のために持参すると便利でしょう。インターネットアクセスは、学校により環境が違いますが、ホームステイや寮において基本的にはアクセスできないとお考えください。また、ホームステイ先がアクセス可能な環境であっても、ホストファミリーに必ず許可を貰うようにしてください。
・携帯電話
日本でご利用になっているスマートフォンはほとんどの場合フランスでも利用が可能です。SIMロック解除の手続きを忘れないようにしましょう!
・身の回り品
ほとんどの日用品はフランスで購入することができます。また、割高になりますが、日本食や日本の書店などもあります。持って行くものは、旅行に行くときと同じく、洋服や下着類、1~2週間程度に必要な身だしなみ品、タオル、証明書などの書類、辞書、ノート、ペンなどの文房具類、目覚まし時計などの必要最小限にとどめ、シーズン中以外の服など、すぐに使わないものは別送すると良いでしょう。
・手荷物
航空会社により多少違いますが、預けられる荷物の重さはエコノミークラスで通常20キロまで、手荷物は通常6キロまでです。日系航空会社では最近、大幅に預けられる荷物の重さに変更があり、23キロまでの荷物を2つまで預けることができることもあります。(航空会社やご利用のクラスによっても条件がことなりますので詳しくはチケットを予約する際にご確認下さい)。ただし、重量オーバーの場合は超過料金がかかります。また、入国審査や緊急連絡先など、到着時に必要な書類や、貴重品、コンピュータ、その他壊れやすいものは必ず機内持ち込み手荷物にしてください。
※機内に持ち込めないものを手荷物に入れないように注意しましょう。機内に持ち込めないものに関する情報は国土交通省航空局や、各航空会社、空港発行の情報をご確認ください。
成田空港保安情報:http://www.narita-airport.jp/jp/news/hoan/hoan.html
法律でフランスに持ち込めないものもあります。また、香水、たばこ、お酒など免税対象の数量制限なども予めチェックしておきましょう。
その他現地に持って行くべきものとして、筆記用具はフランスでは高くて質が良くないので日本から持って来ればよかったという意見が多くあります。日本や世界の歴史や文化を紹介した本や、日本語の文法書や辞書は、多くの体験者からぜひ持参すべきという意見がありました。また日本語の履歴書も現地ではなかなか手に入らないので、現地で仕事を探す予定の人はもっていくと良いでしょう。
手続き編
フランス渡航前の役所手続きについて
長期(1年程度)の渡航の場合、渡航前に日本の役所(住民票がある市役所や区役所)での手続きをすませましょう。手続きは基本的に海外転出届(住民票)・国民 年金・健康保険・住民税(市民税)・所得税の5つです。人(学生か会社員かなど)や役所によって必要な手続きは違いますので、詳細は役所で確認して下さい。
海外転出届(住民票)
海外転出届は役所(住民票のある市役所や区役所の)住民登録窓口にパスポート持参し移動届に記入することで完了します。届を出すと住民登録がなくなり住民票が取得できなくなるのと同時に国民年金や健康保険の支払い義務が中断されます。転出届は出国予定の2週間前から届け出が受付可能です。役所によっては、航空券などの提示を求められることがありますので、申請に行く際は航空券(eチケットのコピーなど)を持っていくと良いでしょう。帰国後はすみやかに役所へ行き、住民登録を復活させてください。この際はパスポートと戸籍抄本、免許証など持参の上転入届に記入するだけです。なお転出届を出すと健康保険の利用もできなくなりますので、健康保険の利用を継続希望する場合には役所にお問合せ下さい。
国民年金
海外転出届を出すと、国民年金の強制加入義務がなくなりますが、任意加入することができます。尚、任意加入しない場合でも、その旨の届け出が必要です。
健康保険
海外転出届を出すと、国民保険の加入は抹消され、保険証の返納が必要となります。会社に勤めている方は退職する際に健康保険証を返却しますので未加入者になり、海外旅行保険に加入して ワーキングホリデーに出発する日まで無保険の状態になります。心配な方は両親の健康保険に扶養家族として加入する事ができます。
市民税の課税と免除
市民税は1月1日に居住している住所の役所に対して前年度収入に応じた税金を払いますので、1月1日以前に海外転出届を出した場合は前年度収入に課税される市民税の支払いは免除されます。もちろん海外滞在期間の市民税の支払い義務はありません。