フランス語のおすすめ勉強法(日本でできる準備編)
皆様こんにちは、アフィニティ留学フランス担当のレホアンです。今日はお客様からもよく質問を受ける渡航前のフランス語学習についてお知らせをしてみたいと思います。
語学学校やスクールに通ったりオンラインのレッスンを受けるのももちろんおすすめですが、今日は私の体験から、日本でできるフランス語の学習方法をご紹介します。現地での授業をスムーズに理解するために、出発前に押さえておきたいポイントをまとめました。
1. まずは「文法用語」を覚える
現地の語学学校では授業がすべてフランス語で行われます。日本語で文法を学んだ方は、最初に「文法用語」で戸惑うことが多いものです。授業中は、動詞は verbe、主語は sujet、命令法は impératif、半過去は imparfait、活用は conjugaison といった用語が当たり前に使われます。
日本語で基本文法をひととおり学び、これらの用語を覚えておくと理解が格段に楽になります。日本語で書かれた文法書を一冊手元に置くのもおすすめです。私は大学時代に使っていた「新初等フランス語教本 文法編」(白水社)を留学中も愛用し、巻末の動詞活用一覧を何度も参照しましたが、ご自身が使いやすい文法書でフランス語で文法用語が書いてあるものでしたらどんなものでもいいと思います。
2. 動詞の活用(conjugaison)は毎日コツコツ
フランス語学習で避けて通れないのが動詞の活用です。特に不規則動詞は早めにマスターしておくと、会話でも授業でも効果を実感できます。私は毎日10個ずつ、各活用形をノートに繰り返し書いて覚えました。日本にいる間に始めておくと、現地での負担がぐっと減ります。
例文とセットで覚える
活用形は例文と一緒に覚えると定着が早まります。たとえば aller(行く) なら:
Je vais à la piscine.(私はプールに行きます)
Est-ce que tu vas à l’école demain ?(明日学校に行く?)
Il va chez le médecin.(彼は医者に行く)
3. 自己紹介をフランス語で用意し、言えるようにしておく
名前・出身地・趣味など、自己紹介をフランス語で言えるように準備しておきましょう。共通の趣味が話題になり、クラスメイトと打ち解けるきっかけになります。私は「お菓子が好き」と伝えるために “J’adore les gâteaux.” や “J’adore le chocolat.” などの表現を使っていました。こうした一言で会話が広がり、上達も早まります。
4. ディクテ(dictée)で総合力を鍛える
基礎が固まってきたら、読み上げを聞いて書き取る「ディクテ(dictée)」を取り入れましょう。リスニング、スペリング、文法の正確さを同時に鍛えられる学習法です。一人では取り組みにくい場合でも、TV5 Monde のオンライン教材を使えば自宅で実践できます。
まとめ
留学準備中は忙しく、まとまった学習時間を確保しにくいこともあります。通勤・通学の移動時間や入浴中などの短い時間に、単語や例文の音読・暗記を進めるのがコツです。単語は単体ではなく短い文で覚えると、名詞の性・数の感覚も身につきやすくなります。
- 文法用語をフランス語で覚える
- 動詞の活用を毎日練習する(例文とセットで)
- 自己紹介(趣味まで)をフランス語で用意する
- ディクテでリスニング・スペリング・文法を同時強化
- すきま時間を使って毎日フランス語に触れる
日本でこれらを準備しておくと、現地での授業理解が大きく進み、学習のスタートダッシュが決まります。少しずつでも継続して取り組んでみてください。(
