リヨンで4ヵ月の語学留学

リヨンで4ヵ月の語学留学

お名前Ayumi
留学先リヨン
渡航目的学生ビザ
学校Institut Lyonnais リヨン学院 (2022年閉校)
渡航期間2016年10月~2017年2月

リヨンでの滞在、町の感じはいかがでしたか?

リヨンはとにかく町がきれいでした。人も優しくてお店の人とも仲良くなることができたりしてうれしかったです。行きつけだったお店のムッシューとは最後にメールアドレスの交換もして今でも連絡を取っています。
田舎すぎず、大きな町でもあるのでフランス人で日本語の勉強をしている人と日本人の交流の場も結構多くあって、そういった場にも積極的に参加をしていました。
食の街だけあって、ごはんもおいしかったです。特にお気に入りだったのは、魚のすり身を使ったクネル、それからクッサン・リヨネ(Coussin de Lyon)も好きでした。
それからリヨンは学生都市で結構いろいろな大学があり、日本に興味を持っている人や日本語を習っている人も多かったので、そういう方たちとたくさん知り合うことができたのもよかったです。

リヨンではホームステイをされていましたね。

はい、そうですね。学校から3分くらいの場所にあって、本当にラッキーとも言える立地のおたくでのホームステイでした。いろいろな国の留学生を受け入れているファミリーさんで、私の滞在中にもいろいろな国の生徒さんがいっしょに滞在をしました。
マダムとは食後にお茶を飲みながらお話しをしたり、いっしょに映画を見たり本当のお母さんのように接してくださって温かいファミリーでした。
渡航当初は現地で銀行へ行ったり、郵便局へ行ったりする際にも付き添いをしてくださって、ありがたかったですね。

語学学校はリヨン学院を選ばれました。リヨン学院の感想は?

授業料が比較的リーズナブルではありますが、私は本当にいい学校だと思いました。同じステイ先にいた生徒さん達の話を伺っていると、私はリヨン学院にしてよかったなーと思うことが多々ありました。たとえばカリキュラムに関してですが、私のいた上級レベルでは月曜日は会話、火曜日はボキャブラリー、水曜は文学と新聞記事、木曜はリスニング、ディクテーション、金曜日は文法の授業でした。 一方で、他の語学学校に通う方のお話を聞く限り、他校はアクティビティは充実しているものの、文法と会話が主に中心な授業であるように感じました。 毎日授業内容がガラリと変わるので、復習•予習は大変でしたが、総合的なフランス語力を養うことができ、満足しています。クラスメイトもアジア人が多いという偏りも少なく、ヨーロッパからの生徒さんが多い中で、集中して勉強をすることができました。先生もベテランで生徒の出身国についてもいろいろ知っていらしたので、生徒さんの国籍によって質問の仕方を変えてくれたりしてありがたかったです。
よくないポイントをあえて挙げるのであれば、アクティビティがほとんどない点でしょうか。でも私は自分でいろいろと動いていて、国際交流バーなどで日本語を勉強するフランス人との交流会などにも参加していたので、退屈はしませんでした。それからクラスによってはオーペアでフランスに来ている生徒が多く、あまりまじめに勉強していないというクラスもあったようです。

留学中大変だったことは?

渡航して2か月たったころ、虫歯に悩まされ、神経を抜かなければならないくらい悪化していた点です。幸い、ステイ先のマダムに相談したところ、マダムが一家で通っているいい歯医者さんを紹介してもらい、しっかりと治療もしてもらうことができました。保険で歯科治療がカバーされなかったので、治療費も心配していましたが、マダムが口利きをしてくださったこともあり、びっくりするような金額にはならずに済みました。
あとは渡航すぐ入ったクラスが一番上のクラスだったので、他の生徒さん達に比べると話す・聞くというオーラルにまだ全然慣れていなかったので、耳がなれるまで授業についていくのが大変でした。逆に頑張って勉強するきっかけにはなりました。<それからフランスの文化を知ることで、ショックを受けたりびっくりすることもたくさんありましたし、日本のことについて質問をされて答えられないことも結構あって焦りました。フランス人は日本の天皇陛下のことを”Akihito”とファーストネームで呼んでいて、「え?誰のこと?」とパニックになりかけました。日本では天皇陛下のことは「天皇陛下」と呼んでいて、ファーストネームで呼ぶ習慣がないことを説明しましたが、自分の国の天皇の名前を知らないなんて、ありえない!とびっくりされたこともありました。

留学中特に印象に残っていることは?

リヨンではたくさんのフランス人の方との出会いがあって、彼らと一緒にマルセイユ、アヴィニョン、アヌシー、ボルドー、トゥールなどフランス国内の色々な町に旅行へ行き、田舎の人の優しさに触れました。町もとてもきれいでしたが、なにより田舎の方たちの優しさがうれしくて感動しました。 また、そのコミュニティでできた友達と共に冬休みにはたくさん旅行に行きました。マルセイユ、アヴィニョン、トゥール、ボルドー 、アヌシー、スイスなどなど。 1人で行くよりも友達と行った方が数倍楽しいのはもちろん、現地で里帰りしているフランス人の友人と落ち合ったりすることで街の案内などもしてもらいました。 街の人しか知らないお店や特徴などを教えてもらい、1人で行っていたら知ることのできなかったであろう魅力を発見することができました。
それからリヨンならではの光の祭典、本当にきれいでした。フランス人の友人たちと2日間に渡ってフェット・ドゥ・ラ・リュミエールを満喫しました。リヨンに住んでいないとなかなか楽しめないお祭りなので、リヨンに住んでいたからこそ楽しめたお祭りだったと思います。

フランス留学を考えている方、これから留学をしようとしようとしている方へメッセージをお願いします。

まず、留学中は自らいろいろと動いていけるようにするとすごく良いと思います。私の場合、留学の期間が限られていたこともあり、渡航すぐから結構いろいろ動いていたのですが、私より前に渡航されていらした方などは全然動いていない人もいて、びっくりされましたが、そんな人たちも巻き込んでたくさん動いてたくさん楽しい思い出を作ることができました。
それから天皇陛下のファーストネームの件もそうですが、フランス人はとにかく政治の話が大好きで、食事のときに家族で、友達同士とかでもよく政治の話をしていてびっくりしました。日本の政治について、天皇制について、それから宗教についてなど結構質問される機会が多いので、いきなり聞かれてもぎょっとしないように事前に答え方を考えておくとよいと思います。
渡航の際に日本で両替をするときに100€札を何枚かもらったのですが、この100€札が使えるお店がまったくなく、銀行などでも両替をしてもらえないのですごく困りました。結局はスーパーマーケットの自動レジで使い、細かいお金にしましたが、渡航の際には100€札は使えないので(金額によっては20€や50€でさえ断られることもありました)両替の時には100€札以外にしてもらうことをお勧めします。
リヨンではkotopoというバーで月に2回日本語とフランス語の交流会が開催されているのでそういった場所に行って、現地のフランス人の方との交流を楽しむこともお勧めです。

アフィニティのサポートを利用してよかった点は?

  1. 人数が多く、サポートが安心な点
  2. レホアンさんがフランス事情に詳しく、渡航前からしっかり準備できる点
  3. 何事も迅速に対応していただける点

初めての留学でわからないことがほとんどの私は、サポートしてくださる方を探すことに最も力を入れました。アフィニティはフランスに関する情報が豊富な上、他のフランス専門の留学サポート会社より人数が多く常に迅速に対応していただきました。例えば、キャンパスフランスの入力が終わっていないのに大使館の面接を入れてしまったり、渡航中に歯痛があり病院に行かなくてはならなくなってしまった時など、留学準備から留学中にかけて、予期もせぬことも起こるものですが、アフィニティのサポートのお陰様で心配事の一切ない留学生活を満喫することができました!

最初のコンタクト時からとてもしっかりとしたビジョンをお持ちでフランスへの渡航を話されたAyumi様。いくつかのトラブルもあったものの冷静にご対処いただくことができました。フランスでのいろいろな方との出会いはAyumi様の常に前向きな姿勢と、びっくりするような行動力のたまものだったと思います。いつお会いしてもとても気持ちの良い笑顔と礼儀正しいご挨拶が印象的でした。今後のご活躍楽しみにしております!