フランス語をしっかり学びたい方にとって、語学学校選びは重要なポイントです。中でも「大学附属の語学学校」は、質の高い授業を受けられることで人気があります。しかし、すべての人にとって最適な選択とは限りません。
この記事では、大学附属の語学学校を選ぶメリットとデメリットを詳しく解説します。自分に合った学び方を見つけるための参考にしてください。
大学附属語学学校とは?
フランスの多くの大学では、「CIEF(外国人向けフランス語教育センター)」や「ILCF(外国人のためのフランス語文化研究センター)」と呼ばれるような語学部門があり、外国人学生向けにフランス語コースを提供しています。
例:
メリット
- 学術的なカリキュラム:大学が運営するため、授業の内容は体系的でレベル分けも比較的しっかりしています。DELF/DALFなどの試験対策も行われることが多いです。
- 留学生とのネットワーク作り:世界中から来た留学生と一緒に学べるため、国際的な友人関係が築けます。
- フランスの大学キャンパス体験:図書館や学食、クラブ活動など、現地学生と同じキャンパス生活を体験できることが多いです。(ソルボンヌなど一部学校を除く)
- 長期学生ビザの取得をすやすい:学生ビザを取得しやすく、滞在許可更新などの行政手続きでも信頼性が高いです。
- 学費が比較的安い:私立語学学校に比べて学費がリーズナブルな場合が多いです。
デメリット
- 入学時期が限られている:ほとんどの大学附属校は年に1~2回しか入学を受け付けていません(例:9月開始または1月開始)。
- 手続きが複雑:申し込みには大学独自のフォーム記入、レベルチェックテスト、必要書類の翻訳などが求められることがあります。
- 初級者には難易度が高い:授業は基本的にフランス語で行われ、サポートも最低限のことが多いため、フランス語ゼロの状態だと不安になることも。
- 柔軟性がない:途中入学・短期受講・個別対応などにはあまり対応していないため、柔軟なスケジュールを希望する人には不向きです。
- 生活サポートが少ない:私立の語学学校に比べて、滞在先の紹介や生活相談などのサービスは少なめです。
大学附属校が向いている人とは?
以下のような方には大学附属の語学学校が特におすすめです:
- ある程度フランス語の基礎があり、体系的に学びたい人
- 学生ビザで長期滞在を希望している人
- フランスの大学や高等教育機関への進学を目指している人
- 学費を抑えつつ質の高い授業を受けたい人
ご自身の語学力、渡航目的、滞在期間によって最適な学校は異なります。
私立語学学校との比較
項目 | 大学附属語学学校 | 私立語学学校 |
---|---|---|
授業開始時期 | 年1〜2回 | 毎週・毎月入学可能 |
授業の質 | 学術的・体系的 | 実用重視で柔軟 |
生活サポート | ほとんどなし | 滞在先紹介・生活サポートあり |
学費 | 安め | やや高め |
初心者対応 | 不安あり | 手厚いサポートあり |
アフィニティで手配可能な大学付属語学学校(一例)
弊社ではこれまで以下のような大学付属語学学校の手配を行ってきました:
- ソルボンヌ大学 文明講座
- パリ・カトリック大学附属語学学校(ILCF Paris)
- ブルゴーニュ大学付属語学学校(CIEF Bourgogne)
- コート・ダジュール大学(旧ニース大学附属語学学校)(CUEFLE)
- リヨン・カトリック大学付属語学学校(ILCF Lyon)
これらの大学では、どこも基本的に学期制での受け入れとなっています。
地方の大学付属は「学費が安い」?
「大学付属=学費が安い」というイメージを持つ方も多いかと思いますが、地方都市の大学付属語学学校ではこのイメージはかなり正確です。
私立学校に比べて、同じ期間でも2割〜5割程度、学費が安くなることも。ただし…パリではこの限りではありません!
実は、パリでは私立校の方が授業料が安いケースもあるんです。特に短期コースや週あたりの授業時間が少ないプログラムを選べば、大学附属よりも費用を抑えることができます。
まとめ
大学附属の語学学校は、「本気でフランス語を学びたい」「フランスの教育制度に触れたい」人にとっては非常に魅力的な選択肢です。一方で、初めての留学や柔軟なプログラムを求める方には、私立語学学校の方が合っている場合もあります。
それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った語学学校を選びましょう。
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