フランス留学を経てパティシエからYoutubeプロデューサーに転身!

フランス留学を経てパティシエに転身

お名前山田さやか(さやココ)様
留学先パリ
渡航目的語学留学
渡航期間1年

フランスパリでの1年の語学留学・パン屋さんでのアルバイトを経て日本へ帰国、その後フランス人のパートナーの方とPACSをしてフランスでYoutubeプロデューサーとしてお仕事をされているさやかさんにお話を伺いました。

 2016年に1年間ソルボンヌ文明講座へ語学留学をされていましたね。

はい!当時の校舎は14区のラスパーユ大通りの校舎でした。 今でももし時間とお金があれば行きたいと思っているくらいソルボンヌの文明講座、とても良い環境でした。他の語学学校に通ったことがないので比較はできませんが、基礎の文法を徹底的に学べたのが良かったです。通常授業に加えてフォネティック(発音矯正)やコンフェレンス(講義形式で歴史や文化を学ぶ授業)など、多方面からフランス語を学べた点がとても良かったです。

Les Cours de Civilisation Française de la Sorbonne ソルボンヌ大学文明講座

さらに私にとってありがたかったのが、友人との出会いで、たまたまフォネティックの授業で同い年の日本人の女性と知り合ったのですがフランス語が全然できなかった私を励ましてくれたり、授業中にわからないところを教えてくれたり、病気の時には一緒に病院にまで来てくれたりと本当に親切にしてくれて、彼女との出会いもソルボンヌで得られたこと1つですね。一緒に外食をしたことも数知れず…。慣れない海外での生活で彼女の存在が心の拠り所でもありました。

大変だったことといえば、毎日の宿題や、課題に対する発表会(プレゼンテーション)もあり、かなり忙しい日々を過ごしていました。

当時のソルボンヌの校舎(中庭)

図書室から見えたエッフェル塔

留学中はアルバイトもされていましたよね?

はい、 2学期目からアルバイトを始めました。本当は1学期目から始めたかったのですが、勉強についていくのに精一杯で、とても無理だと判断しました。
バイト先は日系のパン屋さんで、販売員として働いていました。私はパティシエだったのですが授業の時間の関係から午前中に仕事ができないので販売の仕事になったのですが、商品の名前と値段(それもsur placeとemporterそれぞれの金額)を覚えなければならず、フランス語での接客でもあったのでものすごいプレッシャーの中で仕事をしていたと今は思います。

バイト先はオーナーさんがとても親切な方で契約などもしっかりとしてくれたところと、余ったパンなどを持って帰れたので食費をすごく浮かせることができた点などが救いではありました。

1年の語学留学後は何をされていましたか?

 フランスでの滞在をもう少し続けたい気持ちもありましたが、正直なところ、学生ビザとしてフランスに残るために学校へ通うための資金が不足していました。アルバイトを続けて資金を貯めることも考えましたが、アルバイトの環境が大変だったため、1年で帰国を決意しました。
ただ、帰国するからには「今のままではいけない」と思い、日本に帰国後はさまざまなことに挑戦しようと決めました。その中で見つけた目標が、”ストレスなくフランス生活を楽しむための方法を見つける”ということです。これが、現在の自分の原点となっています。

その後ストレスなく、フランスでも仕事ができるようになりたいと思い、日本にいる間はいろいろな人に会いに行ったり、お仕事の勉強をさせていただいたりしました。「私ってこんなに行動力があったっけ?」と留学中に行動力がすごくついたことも実感しましたが、それもこれも「ストレスなくフランス生活を楽しむ方法を見つける」という人生の目標をフランスで見つけられたからだと思います。

現在はフランスに住んでYouTubeプロデューサーをされていらっしゃるとのこと。具体的にはどんなチャンネルを持って、どんなことをされていますか?

SAYACOUCOU│さやココチャンネルという自身のYouTubeチャンネルを運営しています。また、日本のクライアント様向けに、目的に合わせたYouTube運用代行も行っています。

クライアント様のジャンルはさまざまで、ビジネス系のコミュニティ集客、美容系、婚活、建築関係、Webデザインなど、多岐にわたるサポートを手掛けています。

パティシエからYouTubeプロデューサーへの転身に至った経緯やきっかけを教えてください。

30歳を過ぎたころ、体力の限界を感じるようになり、このままパティシエとしてやっていくことへの不安もありました。
また、日本帰国後に掲げた「ストレスなくフランス生活を楽しむ」という目標を実現するには、まず「仕事」をどうするかが重要でした。そこで、PC1台でどこでもできる仕事を身につけたいと考えるようになりました。フランス留学前からお付き合いしていた彼の存在も大きく、PC一つで日本でもフランスでも仕事をすることができている彼を見ていて私もそんな仕事を見つけたいと思っていました。

フランスに住んでいて「やっぱりいいな」と思うことはありますか?

町並みの美しさと料理の美味しさです。特にパティスリーやブーランジェリーは最高です。その他にも、フランスの食文化にはとても興味があります。


最近ではオーガニック商品にも関心があり、とくにエッセンシャルオイルを薬代わりに扱うフランスの文化がとても興味深いです。

フランスに住んでいて「辛いな」と思うことはありますか?どんなことですか?

たくさんありました!物価や消費税が高いこと。アパートを借りることの難しさ。フランス語が話せないと働ける場所が限られることなど、日本とは違ってうまくいかないことが多かったです。

今後の活動の展望や目標があれば教えてください。

フランスと日本の2拠点生活を目指しています。引き続き、動画制作の事業に携わっていきたいですね。
また、自分が経験したフランス生活の”リアル”を自身のYouTubeで発信し、さらにフランスで頑張っている日本人の方々を取材していきたいと考えています。
加えて、日本の文化をフランス人に届けたいという方がいらっしゃれば、そのお手伝いとして動画制作のサポートもしていきたいと思っています。

さやかさんへのお仕事依頼などホームページはこちら
https://www.instagram.com/sayaka_voyage/

フランス語の授業を受けながらのパン屋さんでのアルバイト、何事にも常に100%の力で体当たりされていたさやかさんの姿は留学中から印象的でしたがご帰国後も精力的に動いてYoutuberに転身していたと伺った時はとても驚きました。フランスと日本の2拠点生活を送る目標が叶うといいですね!陰ながら応援しています!