1年の準備期間でフランスの美術大学ボザールに合格!

まずは、リヨン、ボザール合格おめでとうございます!なかなか入れる学校ではないと思いますが、1年間プレパール(美大入学のための予備校)はどうでしたか?

プレパールは最初は色々と教えてくれますが、後半は自主制作に関して色々とサポートしてくれる学校です。教師としっかりコミュニケーションがとれれば良い学校生活が送れますし教師の方々はとても親切です。自分の制作が出来る人なら周りの生徒からたくさん刺激をもらえました。授業で何をすれば良いのかよくわからないことがよくあったんですけど、周りの同級生が色々と教えてくれました。あまり喋れなかったのに教師の方々も面倒を見てくれたのでフランス語に不安があっても、毎日日ちゃんと学校に行くことで大事だとと思いますね。授業はDesign以外はどれもとても面白かったですね。

当初はやっぱりフランス語での授業やコミュニケーション大変でしたよね?

入学のためにDELF B1の合格が必須だったので、日本で取得してはきましたが、最初のうちは特にフランス語がわからなくて、授業で何をすれば良いのかわからないこともありましたが、まわりの同級生がすごく優しくて助けられました。あとは、プレパのバカンス中にも語学学校へ通うなどして、美大入試の面接対策もしていました。

日本人の方でフランスの美大入学を目指す方に渡航前こういうことをやっておくといいよ、ということがあれば教えてください。

航前に日本の美術館の催しなどに参加して話せる知識を蓄えることが大事かなと思います。フランスだと語学的な問題でそういう催しに気軽に参加して理解するのはなかなか難しいと思いますし…。

石井さんのお母様に伺います。高校を卒業してすぐに息子さんをフランスへ送り出されましたが、どんなことが不安でしたか?

まずは安全面ですね。フランスはテロもありましたし、いろいろな国の人がいます。日本人というだけで狙われたりするのではないかなどやっぱり不安はありました。こちらから連絡をしても返事がないことなどもちょくちょくあって、「うちの息子は生きているのだろうか?」と思うことは日常茶飯事でしたね。

フランスへ息子さんを行かせて、親御さんとして意識していることはありますか?

高校卒業後すぐに海外へ行かせたことで、心配をすることもありました。日本の大学進学を目指す息子の同級生とついつい比べて焦ることもありました。しかし息子も自分の意思を持ち成長しようとしているので、できるだけ彼の意思を尊重してあげようと思いました。
もちろん困ったときにはすぐに助けてあげられるように…というスタンスで、できるだけ遠くから見守るようにしています。

1年の留学を経て、先日息子さんが日本に一時帰国をされました。変わったことはありますか?

私には、息子の方から細かいことを連絡してくることはないですが、フランスでお世話になっている方には必要な連絡は自分からするようになったようです。「この1年は牢屋に入っているつもりで頑張った」と初めて息子の本音を聞いて成長したな、と思いました。自立心もでてきて、渡航前はすべて人任せだったことも、自分から銀行へ行ったり、学校にコンタクトをしたり、家探しをしたり、と自発的に行動をしていることも嬉しく思います。

数あるエージェントの中からアフィニティをお選びいただいた理由は?

いくつかのエージェントでお話しを聞いたのですが、他のエージェントではまず、金額面で最初に滞在費用の全額を支払いしなければいけないとか、お支払いするお金が不透明であったことに不信感を覚えました。アフィニティは金額的にもリーズナブルでしたし、渡航前に支払う金額に関しても滞在費用は現地払いであったりする点、安心感がありました。現地のオフィスで荷物を預かってもらえるサービスや、本人から連絡がないときに現地スタッフから連絡をしてもらえたりするのもとても安心できました。特に渡航してすぐ、息子にお会いしていただいて、写メールを送って様子を教えてくださったことはすごく安心できて、うれしかったです。

渡航前から渡航中、1年にわたってサポートをさせていただいておりますが、1年でこんなに人って成長できるんだ…とびっくりするくらいの成長を遂げられました。渡航当初にはまだまだあどけなさが残る少年だった石井さん。ボザールに合格されたと聞いた時は、本当にうれしくて、同時にその報告をしてくれた姿はすごく大人になったなぁと感慨深いものがありました。ここからがいよいよフランス留学のスタート地点ですね。新しい環境でのご活躍、楽しみにしております!