学生ビザで、1年間のパリ滞在

なぜパリを留学先に選びましたか?また留学してみて新たに発見した習慣や文化は?

絵を描くこと、美術館巡りが一番の目的だったのでパリ以外考えられませんでした。最低限のマナーは必要ですが、周りに気を遣い過ぎる事なく自分中心に物事を進めて良いんだという「自由」を得ました。日本を飛び出さなければ気付かなかった事かもしれません。また、老若男女問わず気軽に声を掛けてくるパリの人々との会話はちょっとした楽しみでもありました。旅が楽しくなるかどうかは自分次第ですね。

語学学校はELFEを選ばれました。学校はいかがでしたか?

パリを観光しながら散歩するアクティビティやフランス人の歌手が歌う映像を見ながら(聞きながら)その歌詞を当てるクイズがとても楽しかったです。 文法や発音や読み書きを学ぶことは勿論必要ですが、そればかりでは息が詰まるので遊びながら学ぶ方法が私には合っていたようです。

滞在先は貸し部屋に1年間滞在をされていましたね。

貸し部屋の場合、そのお宅のファミリーさんたちとお宅を共有するので、一人暮らしの快適さは求められませんが、その代わりファミリーとの会話が勉強になりますし、素敵なご夫婦で本当に良くして頂ました。 旦那様はオペラ座の元バイオリニスト。今は退職されていますが心地よい音色が部屋から聴こえてくるので聴き入ることもしばしば。マダムはお料理が上手でよく焼き立てのお菓子を差し入れしてくれました。 二人は旅行や長期バカンスにしょっちゅう出掛けるので自分だけの時間も取れて良い塩梅でした。アパルトマンの周りも治安が良いですし、光が沢山差し込む部屋でそこそこ広さもあるので言うことありませんでした。

放課後はアルバイトもされていましたね。

フランス語があまり上手ではないので日本語を必要としている日仏家庭のベビーシッターを何軒か受け持ちました。フランス語と日本語を両方話す環境にあったことは私にとって一番良かったと思います。旅行では知ることの出来ないフランスの「それぞれの家族の形」を垣間見る機会があり新鮮でした。またパリに来たからこそ出会えた素敵な家庭ばかりだったのでストレスなく働けたことは驚きでした。

留学を通してうれしかったことは?

留学前から「パリで友人を作りたい」とずっと思っていました。意図せず学校の先生や他のクラスの生徒が私の良き友人となり、色々な場所に連れて行ってくれたので最高の思い出となりました。

アフィニティのサポートはどうでしたか?

満足です。私の担当をして下さったレホアンあゆみさんは仕事も迅速で的確、誠実でしたのでここにお願いして本当に良かったです。必要以上に深入りすることもなく、丁度よい距離で見守って下さったことも有難かったです。

これから留学を考えていらっしゃる方たちへのメッセージをお願いします。

案ずることはありません。良いこともそうでないことも経験して自分のものになります。自分の人生、好きに生きて下さい!

1年間のパリ滞在を終えられたW様。パリ滞在中にはテロ事件やご自身の出身地である熊本大震災などつらい出来事もありましたが、W様のとても素敵な笑顔がいろいろな方との良い出会いを運んで来てくれたと思います。学校の先生だったり、貸し部屋のファミリーさんであったり、はたまたベビーシッター先のご家族だったり、アーティストの素質を持つW様ならではの感性が今回の留学中のお友達作りにも反映されたのではないかと思います。W様のこれからのご活躍楽しみにしております!